神通峡
神通峡
※神通峡遊歩道につきまして、災害により全面通行止めとなっておりましたが、令和6年7月1日より滝前山村広場から神通峡不動明王付近まで通行できるようになりました。但し、古寺砂防堰堤前駐車場までの通り抜けはできませんのでご注意ください。(令和6年7月1日現在)
※熊の出没情報がありましたので、ご通行の際は十分にご注意ください
※林道長畑線の起点から2.9km地点において、大規模な法面崩落が発生しているため、車の通行ができない状況です。現在復旧方法について検討しておりますが、見通しが立っていないことから、当分の間通行止めの対応となりますのでご了承ください。
なお、古寺神通峡へ行かれる方につきましては、町道神通峡連絡線をご利用ください。
通行止め区間の確認については、下記をクリックしてください。
朝日連峰大朝日岳をはじめとする峰々約3,000ヘクタールから流れ出た水が数千年かけて形作った渓谷です。大江町の西側柳川地区にあります。
峡谷沿いには昔、古寺で切った木材を柳川に運ぶためのトロッコがありましたが、現在はトロッコの道を改修し、人が歩けるように遊歩道として整備されております。
特に人気の時期は5月末~6月の新緑&雪解けの頃、10月末の紅葉の時期です。期間:5月末~11月下旬(積雪状況によって多少前後する場合あります)神通峡への行き方詳細はココ!
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▲新緑であり、深緑の木々
新緑の神通峡
見頃:5月下旬から6月
若さ溢れる新緑でありながら、深く濃い葉の色は、暖かな新春の木漏れ日を浴びる川の瑞々しさと相まって、健やかな空間を作り出しています。
清々しい空気と、生気溢れる春の神通峡をお楽しみ下さい。
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▲黄色、オレンジ、赤に紅葉した木々
紅葉の神通峡
見頃:10月下旬から11月初旬
黄色、オレンジ、赤と紅葉した木々の燃えるような葉の色は、春と変わらない瑞々しさ溢れる川の水面へ映り込み、格別の秋を感じさせてくれます。
これから訪れる厳寒の冬を前に輝きを放つ木々の紅葉はまさに芸術です。
神々しい紅葉のコントラストに染まった、生気燃えあがる秋の神通峡をお楽しみ下さい。
敷地内説明
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▲滝前山村広場
①滝前広場
柳川側からの出入り口です。広場には駐車スペースが車約30台分、休憩用の東屋が2棟、草木供養塔、トイレがあります。東屋(奥側)横の階段を降りたところが、出入り口になります。(トイレは現在使用不可。時期によって仮設トイレ1基設置)また、ここには大型バスが入って来られるだけの車幅の道路がありませんのでご注意下さい。大型バスでおこしのお客様はお手数ですが古寺緑地休養施設に駐車下さい。また広場にある水場の水は飲めませんのでご注意下さい。
②滝前出入口
柳川の滝前広場駐車場~古寺砂防堰堤前駐車場まで4.2㎞の区間遊歩道が整備されており気軽に散策できます。
ちなみに、滝前→古寺堰堤だと緩やかなのぼり道となっております。
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▲神通峡滝前広場からの入口
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▲神通峡の眺め
③遊歩道
不動明王&神通橋:遊歩道上で一番のみどころです。狭く切り立った峡谷、何年もの時を経た巨岩、その間を勢いよく流れる清流月布川、の3点セットを楽しむことができます。
特に6月新緑の時期は水も豊富でとても気持ちいいです。遊歩道を歩く場合はここを一つの目標にするといいと思います。
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- ▲神通峡遊歩道
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- ▲神通峡橋
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▲古寺緑地休養施設
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▲古寺緑地休養施設トイレ
⑤古寺緑地休養施設
古寺集落にある公園です。キャンプ場、トイレがあります。神通峡へ大型バスで来た場合はここに駐車して下さい。
また周辺にはここしかトイレがないので、ここで用を済ませていくことを強くお勧めします。
古寺緑地休養施設内の水道について、現在利用できない状況になっております。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
神通峡命名の由来
柳川から古寺に至る中間地点、渓流が巨岩絶壁の間を砕けて走る約4㎞が神通峡です。
本郷村と七軒村が合併して漆川村が誕生した昭和29年、時の山形県知事安孫子藤吉氏が、漆川と古寺千眼寺の古跡に意義を求め、漢詩の一節から引用して神通峡と命名されました。
(以下命名の由来原文)
出典
法華経観音(ほけきょうかんのん)
普門品に曰く(ふもんほんにいわく)
具足神通力(ぐそくじんつうりき)
広修智方便(こうしゅちほうびん)
十方諸国土(じっぽうしょこくど)
無刹不現身(むせつふげんしん)
和訳
神通力を具足し、広く智方便を修め、十方もろもろの国土刹として身を現ぜざること無し。
因由
漆川の上流には古寺千眼寺(こでらせんがんじ)の古跡があり。この千眼の名は観世音大慈大悲である。この神通力はあらゆる国土、あらゆる瞬間にも到らざる無き(到達しないことはない)を表現したものである。漆川の包蔵する福利は開発によって無限の神通力となるであろう。このあたり一面は朝日の霊峰万古の雪に通じる一線(古寺川~月布川)でもある。此の流れを汲むものは斉しく(ひとしく、全員そろって)是れ神通力の分身である。宜しく和衷協同(心を同じくして共に力を合わせること)、自重自励(自重:自らを重んじること。卑下しないこと。自尊。自励:自らをはげます)すべきである。