ラ・フランス

▲「果物の女王」とも呼ばれるラ・フランス

ラ・フランスは、フランス原産の西洋なしです。不正円の果実で果皮部には斑点があり、外観がデコボコして見た目が良くないことから、地元では“ミダクナシ”と呼ばれています。その反面大変香りが良く、濃厚な甘みと滑らかな舌触りが特徴の上品な果物で「果物の女王」とも呼ばれております。

収穫は実の固いうちに行われ、収獲直後の実は堅く甘味もなくおいしくないです。収穫後に常温で10日から2週間程度追熟されることで初めて生食に適すものになります。追熟の間、果実に含まれるデンプンが分解されて果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖となることで甘味が増し、ペクチンのゲル化により舌触りの滑らかさが増します。一段と芳香が強くなり、赤ん坊の頬くらいの柔らかさになったときが食べごろです。冷蔵庫などで冷却することにより、追熟を中断することもできますが、一旦食べごろを迎えると一気に熟成が進みます。

収穫時期
10月中旬
食べ方
・生食の他、ジュース、ジャム、ワイン、ゼリー、お菓子等